生理中の匂いが気になる!軽減するための方法とは?

ハウツー
[記事内に広告が含まれています]

健康な状態であれば毎月定期的にやってくる生理は、女性にとって健康状態を測るバロメーターです。女性の体において重要な役割を持つ生理ですが、生理中の匂いが不快だと気にしている女性は多くいます。そこで、この記事では生理中に匂いが生じてしまう原因と匂いを軽減させるための方法について解説します。

生理中に匂いが生じる原因


そもそも生理とは、女性が成長とともに出産に向けた準備を行っている体の現象で、正式には「月経(げっけい)」といいます。

生理について

女性の体のなかでは、毎月1回、卵巣から卵子が飛び出す「排卵」が行われることが通常です。

排卵で出てきた卵子は卵管へと移動し、精子と出会う受精を待ちます。卵子と精子が出会うタイミングが合って受精すると受精卵が生じ、受精卵が卵管から子宮へ、さらに子宮内膜へと移動し、うまく着床すれば妊娠成立です。ただし、このように妊娠までにはさまざまなプロセスがあるため、実際には着床まで行きつく可能性は高くありません。

このため、排卵期に卵子が受精卵とならず妊娠しないことがほとんどです。そして、妊娠に至らなかった場合には子宮内膜が剥がれ、血液とともに体に不要なものとして体外へと排泄されます。これが、生理現象です。

経血は無臭?!

生理の際に子宮から排泄される血液は「経血(けいけつ)」と呼ばれ、成分の40%~60%は血液です。血液以外では、膣壁(ちつへき)の分泌液や古い細胞などが含まれています。

経血そのものは無臭ですが、さまざまな成分が混じっている経血は、スムーズに排出されずに体内に長く留まってしまうと酸化してしまいます。そして、時間の経過とともに、匂いが発生してしまうことがあるのです。

匂いが強くなる原因とは?

経血の匂いの原因は、そもそも血液にあるのではなく、体内に留まるうちに進行する酸化です。

酸化した経血は匂いが感じられるようになりますが、さらに、強い匂いを発生させることもあります。

無臭なのにどうして匂うのか?

たとえば、仕事が忙しくてナプキンを変える暇がなかったときなどに強い匂いを感じたことがあるという人もいるでしょう。これは、ナプキンを長時間取り換えないことで、雑菌が繁殖してしまったことが原因です。

もともと生理中にナプキンを装着する行為自体が、通常のときと比べて、デリケートゾーンをムレやすくしています。

特に、仕事で長時間ストッキングを履く人やタイトなラインのパンツスタイルをする人などは、デリケートゾーンはムレやすくなります。ナプキンが肌に密着して風通しが悪くなり、体温も合わさって高温多湿となることで雑菌が繁殖しやすくなるからです。

不規則な生活がより悪化させる

さらに、忙しくて睡眠を十分に取ることができなかったり、不規則な生活をしていたりして体調が悪くなっている場合にも匂いが強くなるケースがあります。

体の疲れが溜まると、体にとって悪い菌に対する抵抗力が弱まり、雑菌が繁殖しやすい環境になるからです。また、疲れているときであれば、体臭自体が強くなっている可能性もあります。

体が疲労すると、肝臓の働きが衰え、体内で十分にアンモニアを分解することができなくなるからです。分解されなかったアンモニアは皮膚の毛穴から皮脂や汗とともに体外に排出され、体臭となって不快な匂いを発することがあります。

ケアレスミスで匂いが強烈

日常のケアレスミスによって匂いが強くなるケースもあるため、生理中の対応には注意するようにしましょう。

便利なタンポンも使い方次第?!

たとえば、体外に排出する前に膣内で経血を吸い取ってくれるタンポンは、生理中でもデリケートゾーンの不快感が少ないため、便利なアイテムです。ただし、不快感とともに装着感も覚えにくいため、タンポンを使っていることを忘れ、変え忘れるといったミスをしてしまう人もいます。

何日も交換しないままでいると、雑菌の繁殖が進んでしまい、周囲の人が気づくくらい強い悪臭を放ってしまうこともあるため、注意が必要です。

元来、タンポンはナプキンと比べて長時間取り換えなくても良いという点が魅力です。ただし、タンポンでも適度な交換は必要となります。

経血量は人によって異なるため、取り換えるべきタイミングも人それぞれですが、一般的には最長でも8時間までを目安にして取り換えるようにしましょう。また、数日間タンポンを交換しないというほどのミスを起こさなくても、1日ナプキンを交換しないだけで強い匂いを発することもあるので要注意です。

匂い以外の生理中トラブル


生理中は匂いだけが悩みの原因となるわけではありません。

生理ナプキンのトラブル

たとえば、以前に不快な匂いを感じた経験がある人のなかには、実際に強い匂いを発していなくても生理中の匂いに敏感になりすぎてコンプレックスを抱くようになってしまう場合もあります。また、ナプキンを交換する暇がなくて長時間同じものを使用して生じる漏れも、生理中のトラブルのひとつです。

排出された経血量が、ナプキンが吸収できる許容量を超えてしまうと、ナプキンから経血が漏れ、衣服や椅子などに付着してしまうこともあります。

生理中のナプキンはきちんとサイズを確認しましょう

経血漏れを防ぐためには、経血量に合ったサイズのナプキンを選ぶことが大切です。

出血量が少ない日は長さの短いタイプでも構いませんが、出血量が多いときや長時間ナプキンが交換できないとき、睡眠時など伝い漏れが心配なときなどは長いタイプを使用したほうが安心でしょう。また、体を動かすことが多いときや横漏れが心配なときは、羽根つきタイプを使用するのも漏れ対策となります。

専用ショーツを使うのもいいでしょう

ナプキン選びに気をつけてもさらに不安を感じるなら生理用のショーツを着用するのも方法です。

一般的な下着と比べてフィット感があるためナプキンから漏れにくくなります。また、いざ漏れてしまっても服に染みにくいように厚みのあるつくりとなっているため安心です。

生理中のムレでトラブル

ほかにも、デリケートゾーンにかゆみや炎症が起こるといったトラブルもあります。ナプキンを使うことでデリケートゾーンがムレてしまうことが原因です。

かゆみやかぶれが起きる原因

ただでさえ、ムレにより弱った肌に汗や経血などが刺激を与えることで、かぶれてかゆみの症状がひどくなる場合もあります。また、ナプキンを装着した状態で体を動かすと、皮膚とナプキンがこすれて皮膚に摩擦が生じ、かぶれや炎症を引き起こすケースもあります。

かゆみやかぶれが起きた時は・・・

かゆみやかぶれが起きてしまったら、お湯で優しく洗い流すなどして清潔に保つように心がけることが適した対応となります。

刺激の強いボディソープなどを使用したり、ゴシゴシと刺激を与えて洗ったりすると、症状を悪化させてしまうため気をつけましょう。なかなか治らない場合には、婦人科や皮膚科などの専門家に診てもらうと安心です。

匂い対策1:こまめな手入れ

気になる生理中の匂いを少しでも抑えたいなら、こまめなお手入れをすることが必要です。

ナプキンは2時間~3時間に1回は交換するようにしましょう。また、量が多いときはタンポンを使用するのも方法です。ただし、先で説明した通り、タンポンでも過剰に長い時間使用すると強い匂いを発することがあるため注意が必要となります。

清潔に保つことが大切

加えて、雑菌を繁殖させないためにも清潔に保つことは重要です。

必ずお風呂でデリケートゾーンを洗うようにしましょう。雑菌を落とそうと洗浄力の高いボディソープを使用したり、強い力で洗ったりすると肌トラブルの原因となるため、やさしく洗うことは鉄則です。また、陰毛に経血の洗い残しがあると匂いの原因となるので、汚れを残さないようにしっかりと洗うこともポイントとなります。

さらに、トイレでもケアするとより効果的です。多くの人はお風呂に1日何回も入ることは難しいでしょう。そのため、トイレを使用した際に、ビデできれいにデリケートゾーンを洗っておくと清潔に保ちやすくなります。

匂い対策2:ムレ予防をする

デリケートゾーンがムレている状態のときほど、匂いはより強くなりやすいものです。

生理中はファッションにも最新の注意を!!

ムレを防ぎ匂いの発生を抑えるためには、着用する衣服に注意しましょう。特に、汗をかきやすい夏はスキニーパンツやストッキングなどを着るのはなるべく控えておいたほうが安心です。

風通しの悪い服はNG

体にフィットするラインの衣服はナプキンを皮膚に密着させ、風通しが悪くなってムレやすくなるからです。

高温多湿の状態となっているデリケートゾーンに汗が加われば、さらに雑菌の繁殖は激しくなります。

ストッキングやガーターもムレにくいものを!

加えて、ストッキングを履く際には、デリケートゾーンがムレにくいタイプの製品を選ぶようにするのも方法です。ストッキング箇所が太ももまでしかないガーターストッキングならデリケートゾーンの通気性が良くなるため、ムレを防ぎやすくなります。

下着にも気を遣おう

衣服だけではなく、肌に直接触れる下着も気をつけて選ぶ必要があります。ムレ対策となる下着とは、吸湿性の高いものです。たとえば、コットンやシルクは吸湿性が高い素材であるためムレの防止につながります。また、衣服と同様に、締めつけ感のあるデザインのものやサイズの小さい下着もムレの原因となるため気をつけるようにしましょう。

匂い対策3:規則正しい生活

生理中に気になる匂いは体臭が原因となる場合もあります。

そして、この体臭は生理中に疲労が溜まると強くなってしまうケースもあるため注意しなければいけません。

なぜ疲れで体臭が起きるのか

疲れが体臭を引き起こす理由は、体内のアンモニアが増えてしまうからです。

通常であれば、アンモニアが発生しても、肝臓で尿素に分解され、尿として体外に排出されます。しかし、疲労が溜まると肝機能が弱まって正常に働かなくなり、アンモニアの処理が追いつかなくなってしまうのです。

そして、分解されなかったアンモニアが血液にのって全身に広がり、汗とともに体外へと排出されて、疲労臭と呼ばれる強い体臭を発することがあります。

規則正しい生活とバランスのいい食事

体の機能をきちんと働かせるためには、規則正しい生活を送り、日頃から健康を心がけておくことがポイントです。

バランスの取れた食事を3食しっかりと摂るようにします。原因が疲労臭であれば、オルニチンやクエン酸が多く含まれた食品を意識的に摂取することも対策です。

オルニチンはアンモニアを肝臓で分解する際に必要な成分となっています。また、クエン酸は疲労回復に効果的とされている成分です。オルニチンはしじみやチーズなどに、クエン酸は梅干しや柑橘類、黒酢などに多く含まれています。

加えて、生理中は体の抵抗力が落ちやすい状態となっているため十分に体を休めることも大切です。

毎日同じ時間に起床し、日頃から十分な睡眠を取っておくようにしましょう。忙しい日々のなかで睡眠不足となってしまった場合には、昼寝をしたり早寝をしたりするなどして対策を取るようにします。

匂い対策4:陰毛処理をする

デリケートゾーンがムレやすくなるのは、下着やナプキンだけが原因ではありません。

アンダーヘアーの処理でムレ防止

陰毛が生えていることでも湿気がこもりやすくなるためムレを引き起こす原因となります。雑菌が繁殖しやすく強い匂いの発生を引き起こすこともある陰毛は、普段から短くしておくのも対策です。

通気がよくなり気になる匂いを防げることがあります。さらに、ムレにくくなるため、かゆみや炎症といったトラブルの予防策となる場合もあるのです。

ただし、カットの処理方法によっては、肌に余計な刺激を与えてしまうこともあるため注意しましょう。

アンダーヘアーを処理する際の注意点

たとえば、ハサミは最も手軽に処理できる方法ですが、切り方によって毛先が鋭くなってしまうため、肌に当たるとチクチクと感じる場合があります。また、慣れていないと毛の長さにばらつきがでてしまうのも難点です。

毛先のチクチク感を避けることはできませんが、ハサミを使うなら電気シェーバーのほうが処理に慣れていない人でもきれいにそろえてカットできます。ほかにも、線香を使用して毛先を焼き切るという手段もあります。ただし、線香を使用する方法は時間がかかるうえ、火傷のリスクがあるため注意が必要です。

リスクが低く、チクチクとした刺激が少ない方法としてはヒートカットがあります。ただし、一度にたくさん処理しようとすると熱が十分に伝わらずに上手にカットできない場合もあるため、上手に行わないと非効率な処理方法となる場合もあります。

おすすめの処理方法とは?

陰毛の自己処理は気をつけなければいけないことも多く、慣れていないと難しいものです。

デリケートな箇所であるため、思わぬ肌トラブルが起きてしまうケースもあります。このため、肌トラブルのリスクを避け、きれいに陰毛を処理したいなら、サロンでのプロによる光脱毛が安心です。

光脱毛は皮膚へのダメージが少なく、自分で処理しにくい箇所でも確実に処理することができます。さらに、長期的に減毛できるため、日常の自己処理における負担が軽減されるうえ、常にツルツルの状態を維持できるようになる点も魅力です。

生理前でも陰毛の処理は必要なくなります。陰毛がない、あるいは少ない状態となっていれば匂いも軽くなるでしょう。

まとめ:生理の不快感を軽減しよう

健康であれば誰しも長くつき合うことになる生理は、妊娠や出産などをするためにも女性にとって欠かすことができない大切なものです。

ただし、生理中にはさまざまな不快感を抱きやすく、生活のなかの負担となってしまうこともあります。

生理中のデリケートゾーンの匂いも気になりやすいトラブルです。強い匂いは周囲にまで伝わってしまう可能性もあるため、特に気になりやすくなります。このため、処理の負担が減り、きれいに保つことができる光脱毛で陰毛処理をして匂いの悩みを改善させ快適に過ごすとよいでしょう。

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。